ヴィッツとか、86などの市販車を、レース用に仕上げたカテゴリー(種類)の車を「箱車」と呼びます。
普段乗っている車の車検証を見ると、「車体の形状」の欄に“箱型”と書いてあることからも、呼び名の関連がお分かり頂けるでしょう。
その市販車に足回りの強化等を図り、それにロールバーやレース用シートベルトなどの安全装備を施したレース車です。
箱車はその中でもさらに二つに分かれ、公道を走れる範囲で改造を行ったナンバー付き車両と、ナンバーの無いレース用とがあります。
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プロトタイプとは、語源は原型とか、元になるものの意です。試作車と言った方がピンとくるかもしれませんね。
1930年代頃は、まずプロトタイプの車両を作り、レースに参加させて完成度を高め、「よし、これで良いだろう」となって、市販用に少し手直しして市販しました。
したがって「プロトタイプがあって、箱車が生まれた」と言えるでしょう。
ただ現代では、箱車は箱車として最初から造って販売し、プロトタイプは市販を前提にしないで最初からレース専用に造る傾向となりました。ルマン24時間レースや、ラリーではパリダカールラリーでトップ争いして走っているマシンがプロトタイプです。
いずれにしても、プロトタイプと箱車は一族の流れを汲む先祖とその子孫の関係と言えます。
逆にプロトタイプカーとフォーミュラカーは、同じ一族の流れ汲むものではありません。完全に別の流れです。したがってルマン24時間レースのように、LMP1のプロトタイプと日産GTRのような箱車は同族として一緒に走ることはあっても、プロトタイプとフォーミュラカーは、基本的に一緒に走ることはありません。
フォーミュラとは、「規格」の意です。レースコースだけを走ることを前提にした、単座席で、タイヤは露出し、天蓋は無く・・・等々の規格を作り、それに合わせて造られたマシンです。
値段と排気量や最高速の順で、入門編がFJ1600、スーパーFJとするなら、その上がF4、F3・・・と続き、頂点がF1となります。。
リブレの意は「自由」です。
上記の箱車、プロトタイプ、フォーミュラカーは、世界統一の考えのもとに成り立っています。
しかし上記のいずれにも当てはまらない独自の規定を作り、それに基づいて製作したレース用マシンがリブレと呼ばれています。
いわばその国や地域等で、自由に独自の規定で作られた「例外規定車」とも言えるでしょう。
日本ではザウルスや、VITA(写真右)等がそれに当たります
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